12/14/2016

アメリカのクリスマスチップ

アメリカの多くの家では12月の出費が一番多いのではないでしょうか。それはもちろんクリスマス、ホリディシーズンだからです。

クリスマスに向けて、ツリーやデコレーション、カード、プレゼント、パーティなど、何かとお金がかかります。ホリディを家族と過ごすために、飛行機、電車、車で移動するための旅費もかかったりします。

そして、もうひとつ結構な出費になるのが、アメリカならではのクリスマスチップです。

これは、プレゼントみたいなものですが、家族とか友人が対象ではなく、普段利用しているサービス提供者へのボーナス的な意味合いがあります。

誰にどのくらい差し上げたら良いのか、どこの家も考えます。

結局のところ、決まったルールなどはなく、個人の気持ち次第ではないかと。全く何もしない人もいると思いますし、かなり寛大な人もいると思うのです。

昔気質のクリスチャン夫がいる我が家では、それなりに準備をします。我が家の場合は、庭の芝刈りと手入れしてくれる人たち、害虫駆除の人、愛犬のグルーマー、夫のヘアドレッサー、郵便配達人などです。

郵便配達人へのチップは賛否両論あるようですが、うちの担当の女性はいつも愛犬を気にしてくれて、たまにおやつをもらったりしていますので、お礼です。

夫にはヘアドレッサーがいますが、私はナパではヘアカットはしないので、ヘアドレッサーへのチップはありません。

以前住んでいたコンドミニアムではドアマン、コンシェルジュ、エンジニア、クリーニングスタッフ、プロパティ・マネジャーへのチップがありました。24時間管理でしたので、それなりの頭数、今よりも金額は大きかったです。

チップをすることで、サービスレベルが変わるかというと、ほとんどの場合そんなこともないと思います。但し、彼らの仕事のモチベーションアップには多少はなるのかもしれません。要は気持ちの問題でしょうね。

最近つくづく思うのですが、何か(お金でなくても)をしてあげると、何かが(お金ではなくても)返ってきたりするものです。人に親切にすると、その人からでなくて他の人からでも、親切にしてもらったりします。

必ずしも金銭にこだわることはないと思いますが、ちょっとの余裕があったら、金銭という形にしてもいいのではないか、と思いました。 



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