5/18/2018

アメリカで日本のメーカーの電子レンジ購入

4年半前に家を購入した時に、キッチンのオーブンと電子レンジは一緒についてきました。アメリカでの家の販売ではわりと普通のことです。

日本の一般家庭はあまり見ないビルトインというタイプで壁に付いてます。上が電子レンジで下がオーブン、BOSCH(ボッシュ)というドイツ製のものです。


このビルトインタイプは使いやすいので重宝していたのですが、使い始めて1年くらい経ってから、上の電子レンジがたまに使えなくなることがありました。

全く使えないのではなくて、何度がドアを開けたリ閉じたリすると使えるという不思議な状況。おそらく電気系統の接触が問題ではないかと思うのです。

一度修理の人に来てもらい、直ったと思ったのですが、すぐに再び同じ状況に陥りました。

中古で前の人が長く使っていたならともかく、新築の家で電化製品は全て新品でした。私が考えるに、たぶん最初から不良品だったのでしょう。

そんなわけで、だましだまし使っていたのですが、徐々に耐えられなくなってきて、ついに電子レンジを購入しようということになりました。

下のオーブンは全く問題なく使用できるので、取り替えなければいけないのは上の電子レンジだけです。

ところが、この壁にビルトインされているレンジのサイズは決まっていて、そして、下のオーブンとの相性もあるので、どんな商品でも良いわけではないのです。

諸条件を考慮しながら、ネット検索したところ、ビルトイン電子レンジの値段って、異常に高いのです。

なんと$1,000(10万)以上もするのです。

しかも、ビルトインの場合は取り付けの費用も発生するし、人件費が高いアメリカですからビビります。

ほとんど温める機能しか使わない電子レンジにそんな高額をかけたくないので、とりあえず基本の機能があるだけのお手軽レンジを購入することにしました。

$100ちょっとの価格でキッチンカウンターに置けるタイプの電子レンジです。

色々なメーカー商品がありますが、せっかくですから日本のメーカーSHARPのものを選びました。


一般的に日本の電化製品はアメリカものと比較すると高品質でソフトなイメージがあり、なんとなく安心できます。

そして自分の中では、日本で生活していた時に使っていた電子レンジをしっかりと想像していました。

ところがです、商品が来てみて使ってみたら、これホントに日本のメーカーもの?

どことなく組み立てが荒っぽくて大雑把、ドアの開け閉め音が大きい、調理音は大きいを通り越してうるさい。

なんか想像していた日本メーカー商品ではなく、しばし遭遇するアメリカンプロダクトでした。

日本のメーカーと言っても、製造しているのは中国、そして、アメリカ消費者に合わせた仕様だった。

はっきり言って、この商品は日本では売れないでしょうね。日本の消費者が求めているものと合致しないです。

他の電化製品、例えば掃除機なんかも、日本のメーカーと言っても、アメリカで販売しているものは日本で販売しているものとは違うのです。

これだったら、日本のメーカーに拘る必要はありませんでした。

少々がっかりなのですが、機能的には今のところ問題ないので、とりあえず使ってます。

でも、もしかしたら、これは日本やアメリカのメーカーとか関係なく、単純に安い商品だったから?

わかりませんが、ブローバル化が進む昨今、今までのイメージに拘ってはいけないのかもしれません。


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