アメリカでは(というか、クリスチャンの世界では)、何周忌という概念はありません。
これまでアメリカの家族や親族の葬式に参加したことはありますが、法事に参加したことは一切ありません。
ではキリスト教アメリカンは葬式後何もしないのかと言うと、そんなこともなく、個々に誕生日や命日にお墓参りをしたり、故人を偲んだりはしているようです。
私は一応仏教徒なので、この日を特別な気持ちで迎えました。クリスチャンの夫も同じ気持ちだったようです。
特に何かをプランしたわけではありませんでしたが、ウエブリーの写真やビデオを見ながら、静かに偲びました。
現在、生活や気持ちは少し落ち着いてはいますが、この1年間は悲しさや悔しさで胸が張り裂けそうになる時が何度もありました。
正直なところ、自分の父が亡くなった時よりも悲しみの度合いが強く、絶望感でうつ状況になったりもありました。
父が亡くなった時は、病院に50日間入院していて、もうダメかもしれないという心の準備がある程度出来ていました。
一方で、ウエブリーは難病を患ってはいたけれど、その時は突然やってきて、私に心の準備をさせることなく、あっけなく逝ってしまったのです。
この状況は残された者にとっては非常に辛いもの。
しかも、愛犬って飼い主にとっては子供みたいなもの。親より子が先に逝くのは、多くの親にとって耐えがたいことです。
愛犬ウエブリーを亡くしたことは、これまでの自分の人生の中で一番辛く、一周忌を迎えても、やりきれない気持でいっぱいです。
でも、今は心の中にウエブリーがいるだけでなく、ピノとカブという子供たちもいるので、前に進まなくてはいけません。
先週、ピノとカブ両方が妙なカミカミしぐさをしていたので調べたところ、乳歯が抜けていました。どんどん成長していく子供たちを見るのは嬉しいものです。
9年前ウエブリーの乳歯が抜けた時、初めての経験で、犬も人間みたいに乳歯から永久歯に生え変わるんだと妙に感動しました。
8年半という短いライフ、一緒に過ごした8年4か月、私の人生で一番素晴らしい時を与えてくれた愛犬ウエブリー💗ありがとう💗
Webley in June 2016 |
これまでも、そして、これからもずっと一緒だよ!
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