今更ですが、私は日本国籍のアメリカ合衆国永住者です。アメリカの永住権、いわゆるグリーンカードを保持しています。
巷(特に私の住んでいる不法移民の多いカリフォルニア州)では、たくさんの人が欲しがっているグリーンカード。
グリーンカードがあれば、米国入国時の審査は比較的簡単で、何と言っても合法的に就労ができます。これが一番のメリットでしょうか。
でも、持っているとメリットばかりではなくデメリットもあります。
例えば、一度永住権を取得すると、日本を含めて海外で長期に渡って生活することがむずかしくなります。
米国以外での収入や資産の申告義務(場合によっては課税される)もあります。他にもいろいろ。
私のように米国で就労していない者にとっては、どちらかと言うと、このデメリットの方が大きいです。
そのデメリットのひとつが更新手続き。永住権と言っても10年という有効期限があり、時期が来ると更新手続きをしなければいけないので面倒です。
私にとって、今年はその更新の年。
更新をせずに、米国市民権を取得することも可能ですが、今現在、日本国籍から米国籍へ変更する意志はないので、更新手続きをしました。
移民に関する手続きはアメリカ政府の仕事、どのくらいの期間がかかるのだろうか、更新プロセスは滞りなく進むのかなと一抹の不安。
有効期限が切れる半年前から申請ができるので、しっかりと半年前に申請しました。
で、その結果なのですか、、、
素晴らしい、アメリカ合衆国!
申請から新グリーンカードの受け取りまで、たった1か月。
超ビックリ!こんなに迅速なサービス対応は初めてです。しかも今回プロセスがオンライン化していて、かなり能率的でした。
まず、申請はUS Citizenship and Immigration Services(USCIS)のウエブサイトでアカウントを作成して基本情報を入力しました。実に簡単。
申請料は$540、支払いはクレジットカードで済ませます。
次に、USCISから自分のアカウントを確認するようにメールが来ました。アカウントにアクセスすると、申請受付の確認ができました。
再び、USCISからアカウントを確認するようにメールが入り、今度はバイオメトリクスのお知らせが確認できました。
申請確認、及び、バイオメトリックスの案内、どちらも後日郵送レターも来ました。
バイオメトリックスとは写真と指紋の生体認証で、これは近くの移民局アプリケーションサポートセンターで済ませます。
バイオメトリックスのアポ日時は選べませんが、就労していないので特に問題なし。
指定されたアプリケーションセンターは隣のソノマ郡にあり、車で片道1時間かかりましたが、そこでは待ち時間はほとんどなくて、約20程度で全て終了しました。
その後2度ほど、USCISからアカウントを確認するようメールが入りました。
バイオメトリックスの確認、そして、新カードを作成したので郵送します、という内容でした。あれ、これって、もう完了?と半信半疑。
そして数日後、新グリーンカードが郵送されてきたのです。
ということで、たった1か月で全て終了するとは思いもよらず、半年も前に申請したので有効期限までの5か月分損失(?)してしまいました。
次回10年は有効期限が切れる日からではなく、新グリーンカードが発行された日からでした。
今回あまりの対応の良さに、米国政府はMake America Great Again(アメリカを再び偉大な国に)!に従って、きちんと仕事している!と思いました。
ということで、今回はグリーンカード更新しましたが、次は更新せずに偉大な米国の市民権取得を検討します。
普段アメリカの良さを感じることがあまりないので、オーバーリアクションです。
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