5/18/2017

アメリカの夫婦共同名義銀行口座のメリットとデメリット

アメリカでは、夫婦共同名義の銀行口座(ジョイント・アカウント)をもつことができます。日本の家族カードという形ではなく、正式な銀行口座保持者として2人の名前が入っています。

もちろん個人で口座を持つことも可能ですが、結婚してからの財産(場合によっては借金も)は基本50%50%という考えが定着しているので、別々にするよりも共同名義で管理することが多いと思います。

我が家も、このジョイント・アカウントを持っていて、お互いにその口座から必要な金額を引き出したり、デビットカード支払いをしています。

夫は私の知る限り、この共同口座とは別に個人口座は持ってません。私も同様です。

でも、私は日本に私名義の銀行口座を持ってます。日本の銀行は共同名義にはできないので、仕方なく(意図的に?)私名義になってます。

ジョイント・アカウントはもちろんオンラインバンキングでの取引も可能です。そこで、口座の残高を確認して、クレジットカード支払いや振り込みなどをすることも簡単です。

ジョイント・アカウントの大きなメリットは、自分だけでなく、もうひとりがいくら何に使っているのかチェックできることです。お互いの金銭行動チェックができて、使い過ぎを戒める事もできるのです。

それと、もうひとつの大きなメリットは口座のキャッシュカードやデビットカードの不正利用を迅速に見つけるのには、1人よりも2人で口座管理した方がより効果があります。

以前、私は銀行口座の中で怪しい内容と金額を見つけて、デビットカード不正利用を即座に見つけました。それ以来、口座のモニターが趣味ではなく、必要な日課です。

デビットカード利用の場合は、使用した店の名前がわかるので、店と金額の確認をします。たまに、店名と会社名が違う事もあるので要注意です。

このモニターは重要なのですが、それが行き過ぎると、探偵(に興味津々)まがいの質問を夫にすることになります。

この支払いは何なの?なんでこんな高いの?と夫に質問します。夫の行動詮索しているわけではないのですが、夫は秘密が持てないと嘆く時があります。

でも、これはお互いさまなので、申し立て却下。

共同口座にはメリットがある一方で、秘密が持てない(持ちにくい)というデメリットもあります。

確かに、その通りです。例えば、以前夫がサプライズとして美しいフラワーギフトを用意したことがあったのですが、事前に口座引き落としがあったので、わかってしまいました。

サプライズ!!! ではなく、もう知ってるよ、しかも、いくらなのかも。

それ以来、夫は銀行口座と連結していないクレジットカードを利用するようになりました。

クレジットカードのトータルの金額引き落としは銀行口座からわかるのですが、その詳細は本人でないとわからないからです。でも、所詮クレジットカードは完全に隠せるわけではないです。

では、隠す必要があるのかと問うと、特にないです。

結局のところ、ジョイント・アカウントにはメリットとデメリット両方あるわけで、人それぞれ、夫婦それぞれなので、どっちでも夫婦が心地良い方を選べばよいのでしょう。

と、あまりインパクトのない結論です。


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