愛犬(ウエブリー)が亡くなってから8か月ちょっと過ぎました。
時間と共に気持ちが落ち着いていく、、、ということは私の場合はないです。
今でも空虚感や絶望感が半端なく、悲しみで気が狂いそうになる時があります。デプレッション(うつ病)とはこのような精神状態なのかもしれません。
そんな状況を察した人たちから、新しくわんちゃんを迎えたらどうか、とアドバイスを受けていました。
でも、ウエブリーは私にとってのソウルメイト、この子の代わりはいない。
外で可愛いわんちゃんたちを見ると、微妙に心が揺れ動きますが、気持ちの整理がつかない状況でした。
そんな中、ウエブリーのことを考えて精神的に深く落ち込んだ日の夜中に、某ウエブサイトで12月上旬に生まれたウエブリーと同じ犬種ヨーキー子犬を見つけました。
子犬だけでなく父犬の写真も載っていたのですが、この父犬がウエブリーに似ていたのです。同じ犬種なので、多かれ少なかれ似ているのが普通です。
それまでも、ウエブサイトでヨーキー里親募集や子犬販売を見たことはあるのですが、特に興味は持てませんでした。
ところが、なぜか今回の子たちはとても気になりました。でも、未だ気持ちの整理がついてない。
翌朝、夫にこの子犬たちのことを話したら、夫も未だ気持ちの整理がつかない、、、同じ気持ちでした。
でも、それからしばらくして、私の精神的な落ち込みが再び酷くなり、夫婦で真剣に話し合いました。
生きがいを亡くした私たち、このままの状況では良くないので、とりあえず子犬を見に行こうということになりました。
ナパバレーの家から車で片道3時間の距離にあるブリーダーの家へ行くと、そこには3匹のヨーキー子犬がいました。
正確には6匹の子犬がいて、3匹は既に里親が決まったとのこと。
3匹の子犬が互いにじゃれ合ったり、母犬を追いかけまわしたり、私たちにすり寄ってきたり、元気いっぱいに走り回る姿を見て、なんて可愛いのだろうと思いました。
このブリーダーの家に1時間ほど滞在して色々と話をしました。即決はできないので後日返事をすると告げました。
ブリーダーの家を離れてから、しばらくして涙が出てきました。
ウエブリーが生後9週間で我が家に来た時は、その日見た子犬たちのような元気な子ではなく、翌日には苦しそうに咳き込んで、ケンネルコフ、そして、肺炎入院と、、、
やっぱりウエブリーは無責任ブリーダーの元で生まれた不運な子犬だったのです。
当時、兄弟犬を見ることもなく、存在していたのかどうかも知らされませんでした。もしかしたら、既に亡くなっていてウエブリーだけが生き残ったのかもしれません。
過去レスキュー犬しか飼ったことない夫と、犬を飼ったことない私、どちらもブリーダーから子犬を引き取るのが初めてで世間知らずでした。
診察した獣医がこの子の命は長くないと言いましたが、その診断は誤ったものではなかったのでしょう。
私たちにとってはたった8年半でしたが、ウエブリーは持前の気力で8年半も病気と闘い続け、そして最後は病気に負けたのではなく勝ったのです。
親ばかではありますが、ウエブリー、よく頑張った!改めて褒めてあげたいです。
ブリーダーの家で子犬たちを見る前は、子犬を我が家に迎えたら、私の心の中でウエブリーが消えていくような不安感そして罪悪感みたいなものがありました。
ところが、子犬たちを見た後に気づいたのは、ウエブリーは消えていくわけではない、もしかしたらもっと身近に感じられるかもしれない。
同じヨーキー犬と暮らすことにより、ウエブリーはこうだったな、とか、ああだったなと想い出すでしょう。
時には同じような動きや顔の表情を見せてくれたり、或は、全く違うこともあるかもしれません。
これは比較であっても比較ではなく、ウエブリーを想う道しるべみたいなものでしょうか。
レストランで料理を待ちながら困惑した目で私を見つめていたこと、
家のソファの上に座って、妙に寂しい表情で外を眺めていたこと、
中庭の芝生に横たわりながら、幸せそうに外の空気に触れていたこと、
ランチの後に私の後を追いながら、右足をちょこっと持ち上げながらワイナリーという言葉を待っていたこと、、、等々。
他のヨーキー犬を知ることにより、生きている間に私が気がつかなかったウエブリーのことをこれから知ることができるような気がしました。
ウエブリーのことをもっと知りたい、ウエブリーのことをもっと想いたい、ウエブリーとこれからも一緒に生きたい。。。
そんな感情の変化があり、夫とも充分話し合った結果、ヨーキー子犬を迎える決心をしました。
夫の提案で、後日もう1名のブリーダーに会いました。ここでは2匹のヨーキーちゃんとお見合いしました。
この子犬たちも超かわいらしかったですが、運命とも思われる最初に会った子を選びました。
そして、今回は夫の提案により2匹の里親になることにしました。ふたりとも外で仕事をしておらず時間もあるので、2匹の親になることに挑戦。たぶん、年齢的に子犬を迎えるのはこれが最後です。
ここ数か月の間、ウエブリーの生まれ変わりを切実に思いましたが、今度来る子たちは生まれ変わりというよりも新しい家族です。
私をデプレッションから救うためにウエブリーが選んだ子たち、そしてこの子たちと一緒に、ウエブリーも別の形で戻ってくる、そんな気持ちです。
多くのドッグオーナーにとって、愛犬を亡くした後に次のわんちゃんを迎えることは、そう簡単なことではありません。
早くに次のわんちゃんを迎える人もいるでしょうし、二度とわんちゃんを迎えることができない人もいるでしょう。
置かれた立場や感情は違うので、人それぞれです。どちらを選択しても、亡くなった子への想いが消えることはないです。
💕ウエブリーはこれまでも、今も、これからもずっと、私のバレンタイン💕
ウエブリーの存在があまりにも大きすぎて、子犬を迎えるにあたって、未だ心の葛藤もあります。でも、子犬たちがやってきたら、色々と考えずに明るく迎えてあげたいです。
この世に生を受けて、縁があって出会えて、この運命みたいなものを大切に育んでいきたいです。
これから、このブログの主役はウエブリー・ブラザーズになりそうです。
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2/15/2018
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