4/20/2016

アメリカの近所付き合い

我が家の近所一角は、日本で言うところの町内会のような組織を結成しています。英語にしますと、Homeowners Association(ホームオーナーズ アソシエーション)です。


私道に囲まれていて、共有のスペースもあります。それらは各世帯が支払う毎月の維持費によって管理されています。

管理会社も雇っていますが、丸投げではありません。多くのことは、ホームオーナー(家の所有者)によって決定します。

例えば、今月の始めに私道の舗装をしましたが、これにより、見栄えの良い道路に生まれ変わりました。ホームオーナーたちの希望です。次には、枯れている樹木の植え替えをする予定です。 

アメリカでは家を購入したら、その家の資産価値を維持、或は、より価値上昇するような投資をするのが一般的です。そして、その資産価値は、自分の家だけでなく、周りの環境にも影響を受けます。従って、ホームオーナーは近所の環境作りにも積極的です。

町内会は管理会社と相談しながら、より良い環境作りのための計画を策定したり、状況確認したりする役目を担っています。

この町内会には役員が数名います 実は、わが夫はその役員の仕事をしています。これは2年任期のボランティアです。

役員会の会合は、結構多く、ほぼ毎月ミーティングがあります。ミーティングは、個人の家であったり、地元の図書館であったり、共有のガーデンであったり、色々です。

昨日はミーティングではなく電話会議でした。夫は自分の部屋で話していたのですが、時々話声が聞こえてきました。すごい盛り上がり方です。

基本アメリカ人って、意見がいっぱいあります。しゃべり続ける役員もいて、1時間半後、ついに終了です。30分位で簡単に終わると、高を括っていた夫、かなり疲れた様子です。もう次の任期はやりたくないと言ってました。

私自身のこれまでの経験から、アメリカでの近所付き合いは日本よりも大変です。 

特に一戸建てやコンドミニアムを所有してしまうと、それなりの責任もあり煩わしいことが発生します。

以前、所有していた都会のコンドミニアムでは単純にパーティなどの近所付き合いだけでは終わらず、リノベーションや居住規則に関しての役員会内部の政治的な動きもあったりしました。とっても怖いのです。

現在はアメリカ人の夫がいるから助かっています。でも私だけでしたら、絶対無理、関わり合いたくありません。

将来、万が一ひとりになったら、断捨離して、賃貸の1ベッドルームに住みたいです。


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