サンフランシスコで宿泊したホテル カールトンの近所を散策してみました。
この界隈はほとんど来ることのない地域です。地図で確認すると数ブロック離れたところに公園があるようなので、早速行ってみました。
小さい公園でわんこは入れません。でも、入る気分にもなりませんでした。なぜかと言うと、公園周辺は異臭が漂っています。
この辺りは最近リトルサイゴンとか呼ばれていて、再開発なのか、ベトナム料理店などが登場しているようですが、サンフランシスコの中では治安が悪いと評判のテンダーロイン地区でもあります。
この建物にはワイルドなおねーさんたちがいるようです。怪しい雰囲気が充満しています。夜はもっと怪しくなることでしょう。
道路をトイレとして利用していたり、路上ですっかりご就寝中の人から、単純にお座り中の人まで、いろいろです。中には愛犬に声をかけてくれるフレンドリーな人もいます。
公園から1ブロック離れたPolk Street(ポーク ストリート)に出ました。
ポークストリートはショップやレストランが並んでいて安全だろうと思い、興味深いテンダーロイン地区から離れます。
少し歩くと危ない感じではありませんが、やはり引き続き異臭が漂っています。北に歩くと、徐々に安全な雰囲気に変わります。
トロリーバスから手を振っているフレンドリーな人もいます。
見たところ、この通り沿いにはエスニックレストランが山のようにあります。アジア系とか中近東系とか話題の多様性に富んだ通りであることは間違いないです。
北の方に行くに従って、安全な雰囲気ですが、やはり異臭が漂っています。しかも、最近カリフォルニアで流行の草(マリファナです)の香りも。
こういう雰囲気の中で私は食欲が減退します。行ってみたいと思っていたオイスターバーもパスしました。
その昔ポークストリート界隈はゲイコミュニティだったようですが、今はそんな雰囲気でもありません。美意識の高いゲイの皆さまは、引っ越してしまったのでしょう。
サンフランシスコは海と湾、山と丘、地形的にはとても美しく、ビクトリアンスタイルの素敵な家が立ち並ぶ魅力的な街です。でも同時に人間が生み出している汚い部分もかなり見られます。
ブログではできるだけ素敵な街ですと書きたいですが、事実を曲げてはいけません。かなり汚いストリートが多すぎです。そして、ゴミも落ちていないキレイなところは数億から数十億の豪邸ストリートだけです。
ああ、これこそ米国の格差社会だ、と実感します。
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