2/28/2017

嫌われるオーガニック志向

オーガニックと言えば、サンフランシスコベイエリア。オーガニックなライフスタイルが定着している聖地のような場所です。

食べ物はもちろん、洋服や化粧品、日用品までオーガニック商品は多岐にわたっています。

そんな環境で生活していると、特に大きな疑問を感じることなく、オーガニック商品の方が良かろう、と思い購入しています。

ふと気がつくと、我が家の冷蔵庫やパントリーにオーガニック商品がたくさん並んでいます。


どこかのワイナリーで購入したオーガニックのワインまであります。でも、正直、オーガニックワインって美味しくないです。ノンオーガニックの味に慣れているからかもしれません。

でも、本当にオーガニックって良い商品なのでしょうか?たぶん良い商品が多いと思うのですが、同時にオーガニックという広告に惑わされているような気もします。

通常オーガニックの方がノンオーガニックよりも値段設定が高いです。高い商品を販売したい店の思惑にはまっている感もあります。

オーガニックとノンオーガニック、その差に価値はあるのだろうか?わかりません、もしかしたら単純に無駄使いしているのかもしれません。


ちょっと前のことですが、近所のオーガニック志向女性が、共有芝生に利用している肥料(たぶん、オーガニックではない)に苦情を言いました。子供たちが遊ぶ芝生なので、彼女は心配だったのでしょう。

その後、肥料の安全性を調べた結果、特に問題はないことが判明したのですが、その時、他のアメリカ人女性たち「彼女はいつもあんなことばっかり言っているのよ、いちいち彼女の話しを真剣に聞かなくていいの」という態度。

オーガニック女子は嫌われているのかしら、と思ってしまいました。こういう人間関係って、日本ではもちろんですがアメリカでもいっぱい。一見、皆フレンドリーなのですが、ちょっと入りこむと色々あるある。 

いずれにせよオーガニックにこだわりすぎて、これがいいのよ、これしかないのよ、他のものはダメ、などと主張するのは良くないです、影で揶揄される可能性があります。

ナパバレーも一応ベイエリアの片隅なので、オーガニックに否定的な人は少ないとは思うのですが、やはり行き過ぎたオーガニック信仰者はやっかいもの扱いされてしまうようです。

日本でもオーガニック信仰者が増えているようですが、その存在をうざいと思っている人はいるのでしょうね。オーガニック信仰者は、それをシェアできる人とだけ会話した方が無難みたいです。

私もオーガニック志向になりつつあるので、気をつけようと思いました。でも、私の世代では流行でオーガニックにはまるというよりも、本当に体に良いものとして選んでいる人がほとんどです。

なにせ老化と立ち向かっていかなければならない年齢ですので、イマドキ女子の流行とは違うのですが、やはり気をつけた方が良さそうです。


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