7/26/2015

ギリシャ料理ムサカの想い出

ちょっと昔の話です。 93年の1月にそれまでの東京での生活を捨て、アメリカにやって来ました。 ニュージャージー州のとある町で、学生としての生活を始めたのです。 

ニューヨーク・マンハッタンから、それ程離れていないにも関わらず、のんびりとした所で、町の人達皆気さくで感じよく、とても住みやすい所でした。

アパートでひとり暮らしを始めて間もなく、お隣のご夫婦が夕食に呼んでくれました。 このご夫婦、おそらく当時60代位だったと思います。 


どちらも10代始めに、ギリシャからアメリカに移民をして、50年間近くニューヨークで生活をした後、ニュージャージー州へ引越ししたのです。

英語のアクセントもほとんどなく、普通のアメリカ人に見えましたが、彼らはギリシャ人のアイデンティティを失っていなくて、よくギリシャのことを語っていました。 


そして、度々ギリシャ料理を作って、私を招待してくれました。 ひとり暮らしの貧乏学生には、本当にありがたい夕食でした。

作ってくれたものは全て美味しかったですが、その中で、とりわけ私が好きだったのはムサカです。 当時の私は料理には興味なかったので、どのように作っていたのかはわかりません。 


でも、最近料理をするようになったので、その昔を思い出して、あのムサカを作ってみたりします。

ムサカのために、まずはミートソースの仕込みです。 約1時間位煮込みました。



次になすの下処理。 あく抜きのための塩をふり、暫く置きます。


その後、さっと洗い流し、丁寧に水分を取ります。 そして、オリーブオイルで、さっと焼きます。


なすとミートソースを耐熱皿に重ねていきます。



ミートソースの上にチーズを振りかけます。


後は、オーブンで焼くだけです。

ワインは
Castello di Amorosa Sangiovese 2012、ムサカには、軽めの赤ワインが合いそうな感じです。


前菜プレートです。


中央の黄緑色は生のサマー・スクワッシュです。 みそヨーグルトソースにつけると、美味しいです。 

端の方にある赤いプルオットというフルーツ、とても甘くて美味しいです。 カリフォルニアのフルーツは美味しすぎる!

ムサカができる前にギリシャ風サラダも準備。



ローメインレタス、アルグラ、オリーブ、トマト、フェタチーズです。

出来上がりましたムサカ。



それなりの味です。 食べられるけど、あのお隣さんが作ってくれたムサカとは比べものになりません。 何かが違うのでしょう。


よくよく考えると、異国から来た学生に何度も夕食をご馳走してくれたギリシャ人夫婦、本当にやさしい方たちでした。 20年以上経ちますが、未だ忘れることのない料理のひとつです。

最近話題のギリシャ、とても美しい国のようですし、美味しいものもたくさんありそうなので、一度はぜひ行ってみたいです。


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